82年生まれ、キム・ジヨン (ちくま文庫 ち-19-1)

  • 筑摩書房 (2023年2月13日発売)
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読書記録8.(再読)
『82年生まれキム・ジヨン』

主宰している読書会にて
1月の課題本とした
『82年生まれキム・ジヨン』

随分と前に読んだので読書会の為に再読しました

コン・ユさん&チョン・ユミちゃんの映画は韓国での公開初日に現地で見た記憶

本の内容と映画は少しだけ違う展開で終わりますが、姉弟との少女時代、ジヨンの母親、家父長制、仕事、結婚、出産、育児から仕事への復帰といった中での社会の不寛容、女性の生きづらさが描かれます

読書会では
同じアジアの家父長制が残る日本でも
同じような時代を経て来ていることや
「そこまで気にすること?」と思う意見がありつつも
「当たり前のこと」と思い込んできたそのバイアス自体が変わりつつある事を訴えているとの共通認識で会をまとめました

しかし
本の終わりを読むと本当に小さな小さな変化を積み上げても結局…という思い
意識を変えることの難しさを考えさせられる作品だと改めて感じました

課題本を決めての読書会は初開催でしたが参加者様からもとてもご好評をいただきました
ご参加の皆様ありがとうございました

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月11日
読了日 : 2024年1月30日
本棚登録日 : 2024年1月25日

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