金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法

  • 筑摩書房 (2003年7月11日発売)
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・若いうちに引退しようと決心した理由 1)無一文でいつもお金のことで苦労しているのに嫌気がさしていた。2)平均的でいることに嫌気がさしていた。3)請求書の数をみて泣く母をみたくなかった。「どう」やったら金持ちになるかより、「なぜ」が大事。しっかりした理由がなければ、どんなに簡単な方法もむずかしすぎて実行できない。

・たいていの人は貧乏になるプランを持っている。「引退したら私の収入は減る」という人は「私は一生せっせと働き、引退後、前より貧乏になる計画を立てている」と言っているのと同じだ。

・何か欲しいものやしたいことがあるのに、「私には買えない」とか「私にはできない」と言う人は大きな問題を抱えている。欲しいものやしたいことに対して「買えない」とか「できない」と言うなんてばかげている。欲しいものを手に入れるのを自分で邪魔するなんて、なぜそんなことをするんだ?そんなのはまったく理屈に合わない。

・自信のなさが自分に反論させていることに気がついた。私は自分が手に入れたいと思っている夢に向かって反論していた。その理由は、また失望するのがいやだったからだ。大きな夢を持っていると、それが実現しなかった時に感じる痛みも大きい。その痛みから自分を守りたくて反論していたのだ。

・頭脳のレバレッジを高める方法1 情熱は人生にエネルギーを与える。持っていないもので何か欲しいものがあったら、その欲しいものが大好きなのはなぜか、そしてそれを持てないことがとてもいやなのはなぜか、その理由をみつけること。2つの理由を一緒にすれば、行動を起こし、欲しいものを手に入れるエネルギーを見つけることができる。

・頭脳のレバレッジを高める方法2 だれでも1ヶ月に少なくとも1時間は自分の人生を振り返るための時間をとること。

・私が早く引退できたのは、引退資金を得るために借入金を利用したからです。

・歴史を振り返って見ると、遅れをとる人はいつも、その時代に新たに作り出されたレバレッジの道具を使いこなせなかった人だったことがわかる。そういう人がレバレッジを使う人のために働き、物理的にもより多く働く。

・金持ち父さんが勤労所得を嫌っていた理由・・・1)一番多く課税される所得で、しかも、税金の額や支払い時期に対して、本人のコントロールが最も効かない所得だから。 2)勤労所得を得るには自分自身がせっせと働かなければならず、そのために貴重な時間がとられるから。 3)勤労所得にはレバレッジがほとんど効かないから。この所得を増やすためにたいていの人がとる方法は、労働の量を増やすことだ。 4)労働に対する残存価値がない場合が多いから。つまり、価値が残らず、働いて給料をもらっても、また給料をもらうために働かなければならない。金持ち父さんの考えでは、このような所得のために働くことには、レバレッジを生む可能性がほとんどなかった。

・大事なのは「私が」何を信じるかではなく「あなたが」何を信じるかです。あなたが自分にとってそういう世界が存在すると信じるなら、あなたは鏡を通り抜けていくでしょう。信じないなら、あなたは鏡のこちら側に留まり、あなたを見ている自分の姿を見ているだけでしょう。お金に関する限り、あなた方は、何が現実で、どのような現実の中に自分が住みたいかを決める力を持っているんです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年7月26日
読了日 : 2015年7月26日
本棚登録日 : 2015年7月26日

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