4月に発生した熊本地震の後、この本を知り興味を持ち、しばらくして手にした。
古事記、日本書紀には疎く、ワノフスキーの著作を収録した第一部は読むのに苦労した。
第二部、第三部、第四部と読み進むうちに理解が深まり、再度第一部を読み返すと得るものが多かった。
その中でも本書の編集者による第3部の評伝は特に興味をひいた。ロシア革命期のレーニンとの活動や、同時代にいた北一輝との考察、南満鉄の調査部にいた嶋野三郎との交流など、ワノフスキーという不思議な人物を強く印象つけられた。
ここのところ、伊豆での群発地震が続いているが、相模湾の先に見える大島の三原山が不機嫌な煙を吐かないか気になる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年7月25日
- 読了日 : 2016年7月25日
- 本棚登録日 : 2016年6月2日
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