<内容>
一家四人惨殺―。突然の惨劇が小学校の女性教諭を襲う。その凶悪な犯行は十三歳の少年の手によるものだった。法の壁で守られているとはいえ、家族を殺害した重犯罪少年への憤りと憎悪は抑えきれない。彼女を復讐へと向かわせる何かが心の中に宿った。不登校の児童を立ち直らせるため独自の音楽療法を用いる彼女に、かねてから注目していた臨床心理士・嵯峨敏也は、少年犯罪の果てに墜ち、一線を越えた彼女の“もうひとつの顔”を目撃することに。精神医学と臨床心理学を背景に徹底したリアリズムで描いた、新機軸サイコ・サスペンス「催眠」シリーズ最新作。
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松岡 圭祐
- 感想投稿日 : 2007年3月7日
- 本棚登録日 : 2007年3月7日
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