浅草鬼嫁日記 二 あやかし夫婦は青春を謳歌する。 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2017年5月15日発売)
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感想 : 14
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やってきました文化祭!

陰陽局や黒幕の存在は気になるが、真紀はひとまず学園生活に力を注ぐ。美術部部長の大黒先輩ーー実は大黒天様ーーに巻き込まれ、前世の夫・馨や、友人・由理とともに文化部連合で文化祭に参加することに。

人との交わりを積極的に捉えられていなかった真紀も、文化祭に参加したことを肯定的にかみしめる。一方、妖怪や陰陽局の手は確実に真紀たちへと伸びてきている。父母の死にかかわったルー・ガルーへの真紀の態度が、彼女のこの世の生を良い方向に導いてくれたら。

眷属ミカがどうしてもかわいいし、陰陽局の茜も憎めないキャラクター。青桐の怪しさ、そしてとうとう出てきた安倍晴明=叶冬夜が気になる。

あとがきで明かされたペンネームの由来がとても面白かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 913: 小説. 物語
感想投稿日 : 2019年3月26日
読了日 : 2019年3月23日
本棚登録日 : 2019年3月26日

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