殺人探偵vs. 妖術師! まさかの現存文豪バトル!
してやられた。色々と、してやられた。面白かった。まだ生きている作家さんを捕まえて、コレはありなのか? とか、そんなことを言っている場合ではなかった。面白く読んでしまった。
犯人を指摘することで、必ず犯人を事故死させてしまう、綾辻行人の異能力。これがこの物語のミソである。では、犯人が死なせてはいけない人だったら? 異能力は必ずしも持ち主を幸せにしない。敦や鏡花も向き合っていた問題。綾辻さんももがいていた、ストレイドッグス、迷い犬たちのように。そして、ずっともがき続けていく。それが、生き方。
それにしても、辻村深月の正体が。全然思いつかなかった。同じ名前の娘とは。辻村深月、こんなにアホの子でいいんだろうか……とか思っていました。すみません。
あと、鳥ちゃんいたよね? さりげなく好きなキャラで嬉しかった。というか、鳥ちゃんホント鳥ちゃん。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
913: 小説. 物語
- 感想投稿日 : 2016年6月12日
- 読了日 : 2016年6月11日
- 本棚登録日 : 2016年6月12日
みんなの感想をみる