池田晶子氏の初期の作品であるソクラテスシリーズの第三弾(完結編)である。
ソクラテスと様々な人との対話を通して哲学的な考察を表現している。
なぜ、対話式の表現でなければならないのか、最期にソクラテスと池田某との会話で解説されているが、納得である。
ただ、このシリーズと晩年の作品を比べると晩年の作品の方が切れが良い感じがする。
やはり哲学的な思考を文書化する難しさがあるのだと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
哲学
- 感想投稿日 : 2012年4月12日
- 読了日 : 2012年4月12日
- 本棚登録日 : 2012年4月12日
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