ソマリア・ジブチ国境付近で、国連派遣部隊として活動する自衛隊が、墜落した有志連合のヘリコプター捜索隊として派遣された。墜落現場で突如現れた現地部族の女性を保護したことから、部族間紛争に巻き込まれる。
自衛隊は、法規の範疇で効果的に交戦できるのか。眼前にいる銃を構えた男に銃弾を撃ち込むことができるのか。本書では保護した女性を絶対的な正義とし、その女性を守るという大義を眼の前にちらつかせることで、引き金を引くことが可能として書かれている。
エンターテイメントとして面白く読めるが、昨今の自衛隊の置かれた状況とだぶり、現実的なシミュレーションとして、いらぬ事を考えてしまう。
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- 感想投稿日 : 2016年11月15日
- 読了日 : 2016年11月15日
- 本棚登録日 : 2016年11月15日
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