①最もらしく見せる工夫
フェルメール「真珠の耳飾りの少女」、目に白いハイライトで生命感を増す→今でも代表的なイラスト技法。
→こちらが見られていると錯覚する。こちらの世界と繋ぐ
こちらを見ている目を描いている
ヤンファンエイク「ファンデルパーレの聖母子」瞳に窓の反射を書き込む。
「ロランの聖母子」→画面奥に窓の外を見る子供たち。鑑賞者の視線も、奥の風景へと誘導されていく仕組み
メインとは別に、サブに仕掛け。
「アルノルフィーニ夫婦の肖像」中央の丸鏡に、来訪者が写っている。
床を下に向けて広げる→現実世界との接続のため
ベラスケス→背景を使わずに、わずかな影で奥行きを表現。
細部は意外と適当。描写ではなく、印象で描いている。なのにリアル。
②時代の流れと向き合う
ゴヤ、フランス革命の動乱の最中、パトロンを変えつつ活動。我が子を食らうサトゥルヌス
ミレー、待つ人や落ち穂拾いなど。農民画家。宗教画、歴史画に比べて低く見られた。斬新な題材
ボスの快楽の園。腐敗したキリスト教批判。
③代表作の舞台裏
ピカソ「絵画は私よりも強い、絵画はいつも自分を引き回して好きなようにさせる」
→人が作品の奴隷になっている
ゴーガン「我々はどこから来たのか…」
イブ主題。西洋文明のタブーである母親情景。生命讃歌。生命の象徴と結び付けられる。
ボッティチェリ「モーセの試練」
一つの画面に複数人登場。異時同図法。
④見えないものを描く
レオナルド「自然は絶えず変化する。美は変化の中にある」
→輪郭線を描かない手法。『スフマート』物体に明確な境界はない。
クライアントから評価が非常に高いルーベンス
『キリスト降架』など。
工房を運営、弟子と分業体制。
依頼を受ける→下絵(つまりはラフ)を描く→工房に回して完成。修正も加える。
ドガ、ドラマティックな一瞬を、計算尽くで演出する。
ルノワール、色白でふくよかな女性から好み? 屋外での肖像画。繊細で美しい、明るい主題。黒を効果的に用いる。元々陶磁器への絵付け職人。産業革命で失業。
ムンクは画家の名前。
ムンクの「叫び」である。
汝、自らの人生を語れ「クリスティアニア・ボヘーム」という前衛的な芸術団体に所属。
ミレイ(オフィーリア)
王立アカデミーに反抗→結局会長になる
敵対勢力の重要人物にあえて権威を与え、仲間に引き入れ、相手方の崩壊を招く。
⑦受け継がれるイメージ
ミレーの庶民絵画『昼寝』とか。好き。
ウルヴィーノのヴィーナス。リアルな女体画。)
⑧新しい時代を描き出す
モリゾ。女性をテーマにした女性画家。女は画家になれないという社会的制約。
- 感想投稿日 : 2023年7月3日
- 本棚登録日 : 2023年6月5日
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