ただの空、ただの雲、ただの天気じゃないということがよくわかります。知っていた表現も改めて発見がありました。羊雲、黒猪、凍て雲、雲の湊、雲の澪、虎が雨、翠雨、天泣、東雲、茜雲、風光る、青嵐、風の色、烈風…。単に晴れている、雨だ、風が強い、寒い、などというよりも圧倒的に奥行きのある言葉だと思います。そして、そういうものに目を向けると、些末なことに拘っていたり、囚われていたりする時に、自然と一拍置けるような、視点をやんわりと変えられるような、そんな気がしました。
読書状況:読み終わった
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学び・興味
- 感想投稿日 : 2013年11月24日
- 読了日 : 2013年11月24日
- 本棚登録日 : 2013年11月1日
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