ちくま日本文学全集 34 大岡昇平

著者 :
  • 筑摩書房 (1992年6月1日発売)
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本棚登録 : 38
感想 : 4
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「中原中也の思い出」とか「富永太郎伝」、それに第二次世界大戦中の日本軍兵士の人肉食を扱った「野火」とか、興味深そうなタイトルが並んでいるけれども、読んでいてあまりひっかかるところがなく通り過ぎてしまいました。
今はあまりこれらの話に関心が湧かない。

それに「野火」の風景描写は、ほとんどわたしには読めない。読もうという気も起こらない。ただ文字を眺めるだけ(昔から風景描写についてはそうで、たいてい読み飛ばしている)。

「レイテ戦記」の抜粋は、文藝春秋かなにかの論説記事みたいで、文学全集にはふさわしくないような気もするが、作者のこのような側面を紹介するものとして載っけたのだろう。
けど興味ないので、これも斜め読み。

「一寸法師後日譚」
ここだけですね、面白かったのは。
楽しくて、セクシーで、大笑いできるお話です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本 :小説
感想投稿日 : 2017年11月5日
読了日 : 2005年2月26日
本棚登録日 : 2017年11月5日

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