泰麒の危機にこれまでのキャラクターが総揃いする話。各国の王と麒麟が慶に集まってくるのもワクワクする。他国には介入しないという考え方があるのにみんなに心配される泰麒はやっぱりそれだけなにか特別な存在なんだろうと思わされます。
天命によって王が選ばれ、麒麟は民の具現化といわれる十二国記の世界。でも麒麟が選んだ王が国を荒廃させ民が苦しむこともしばしば。また大綱に決められた決まりに反すると王と麒麟は失われてしまう。国と民のためにあるはずの天命とはなんなのか。大綱に沿って裁きを下すのは誰なのか。そもそも天は神は本当に存在するのか。
そんな問いに陽子や李斎は悩む。
立場や大切なものがそれぞれ異なるし、タイミングによっても正しい振る舞いは変わってしまう。良いとか悪いとか一概に判断できるものじゃない。
戴国の今後がめちゃくちゃ気になります。
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- 感想投稿日 : 2022年4月24日
- 読了日 : 2022年4月24日
- 本棚登録日 : 2022年4月24日
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