20180216読了
50代~60代のゴヤ。時は19世紀初頭、ナポレオン登場、あっという間にスペイン独立戦争へ・・・混乱の時代にゴヤが描いた版画集「戦争の惨禍」。市民ゲリラも加わった残虐な戦いの様子をが刻まれており、それを1枚ずつ追って解説していく。読みながら気持ち悪くなりそうなくらい。そしてあの「5月の2日」と「5月の3日」。プラド美術館を思い起こす。怒涛の3巻を読み進め最終章がまたもう、なんというオチか、と・・・構成にしてやられた感。●P136「巨人」の意味。●この辺境の国の情勢をナポレオンが正確に読みとっている、その目の確かさがすごい。そして、スペイン支援の体で入ってきて撤退するときには金・食糧・美術品をごっそり持ち去るイギリス軍のしたたかさ。
20180102蔵書
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
スパイス(音楽・美術・漫画・絵本)
- 感想投稿日 : 2018年2月18日
- 読了日 : 2018年2月16日
- 本棚登録日 : 2017年11月9日
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