この本はタイトル通り論理学とはどういう学問なのかということを記号を使わずに説明している著書です。
論理学では”または”や”かつ”などの用語を記号で表す記号論理学という分野がありますが、この本ではその内容を極力記号を使わずに説明しています。
個人的には排中律を認める立場か認めない立場かによって体系が異なってくるというあたりが、今まであまり考えたこともなかった視点で興味深かったです。
著者である野矢さんの論理トレーニング101題を読んだ後に、もう少し学んでみようと思って読んだこの本ですが、文字が中心なことや内容の抽象さも相まって全体的に頭の中で整理するのが難しく高度でした。本文中では証明なども行われていましたが、論路学を専攻にしなくてよかったと思わず感じてしまいました。
論理学がどんな学問なのか雰囲気だけでも感じてみたい方には良い本だと感じました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
論理
- 感想投稿日 : 2017年12月29日
- 読了日 : 2017年12月29日
- 本棚登録日 : 2017年12月29日
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