敵は海賊・海賊課の一日 (ハヤカワ文庫 JA カ 3-14)

著者 :
  • 早川書房 (1995年5月1日発売)
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感想 : 20
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友人から借りました

 SF。ファンタジー。
 海賊課のおそらくは有能な刑事さんたち、アプロとラテル。そしてラジェンドラ。
 最強の海賊、?冥(ようめい。陶の、偏なし・でない。しょうがないから、冥で)。
 アプロが666回目の誕生日を迎えました。(露骨に悪魔の数字ですよ……)
 みんなイヤな予感を覚えながら、その日を過ごす。チーフは問題起きないように、三人に苦情処理の仕事をさせる。 
 一番、それの影響を受けたのはラテル。アプロの時間干渉能力によって、過去や未来に干渉することになり……。映話に、過去の叔父から電話が入ってきてから、全滅させられたキャラバンの敵討ちが始る。

 アプロの一族が外に出てこないのは、出てくる必要がないからでしょうね。
 どこにでも出没できて、過去も未来も覗けるなんて、悪魔か神か。
 ヒマワリでトリップする、化け猫。
 いつもいつも悪行三昧なアプロ。この日は配達屋さんの事故品(食い物)を横領していたことが発覚した……。いつもやっていたらしい……。

 今回は『自我』に関する問答。
 そしてラテルが中心で、キャラバンのことや、叔父のことが出てくる。
 ラストに冥が苦情を言いに来る(笑
 今回の至言
「食われたら、もう食えなくなるんだぞ」
「そ、そうか。そうだよな」

 そしてもう一つ。
「ラテルの恋人はアプロなのよ。それとラジェンドラ」。
 あの黒猫と自己顕示欲の強い宇宙船以上にラテルの心を手に入れられるのは、冥ぐらいなもんでしょう(笑) 家族の敵はとりあえず片がついたことだし。
 新キャラ、パメラがんばれ、ですね。ラテルはモーナの面影を消せるでしょうか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF・ファンタジー
感想投稿日 : 2011年5月29日
読了日 : 2011年5月29日
本棚登録日 : 2011年5月29日

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