ハゲタカ DVD-BOX

出演 : 大森南朋  柴田恭兵  松田龍平  栗山千明  中尾彬  徳井優 
  • ポニーキャニオン
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感想 : 101
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<作品紹介>
バブル崩壊後、「失われた10年」と呼ばれる長いトンネルの闇に包まれていた日本に、風穴を開けにやって来た男がいた。
日本経済界で、外資系のファンドマネージャーとして暴れ回る男の名は、
鷲津政彦(大森南朋)。ビジネスとして外資的な合理主義を盾に、次々と日本企業に切り込み、買収していく様は、まさに死肉を漁る"ハゲタカ"であった。
一方、襲い来る"ハゲタカ"に敢然と立ち向かう男がいた。
旧態依然とした日本の体制にもがきつ つ、懸命に日本企業を支え続けようとするエリート・バンカー、芝野健夫(柴田恭兵)。日本初のタ ーンアラウンド・マネージャー(企業再生家)として、企業再生の道を模索して行く。
同じ銀行の後輩・先輩でありながら、対照的な道を歩んだ二人の男。
会社を医者に例えるなら、徹底的な外科手術で患部を切り捨てていく鷲津と、あくまで内科治療による再生を目指す芝野。
「日本買収」ビジネスを巡る二人の男の野望と挫折を軸に、合理化、弱肉強食が叫ばれる今、日本の会社にとって本当に必要な治療法とは何なのか?を問いかける。

<感想>
この作品を見るのは2度目で、今回は実はDVDではなくテレビの録画を観賞。
2度目で気付くのは、映像の色。マイケルダグラスの「トラフィック」を真似たのか、鷲津シーンは「青」、劉一華(リューイーファ)は「赤」、柴野は「黄色」とわかりやすい配色。
内容は、誰にでもわかる単純明快ではないが、ちょっと知識のある者には、
「(中国とアメリカのファンド提携させた後に、サブプライムでアメリカの側のファンド暴落されるシナリオなど)なるほど、そういう筋書きも可能だな」
と思わせるところも、2度目ならではの楽しみだった。
NHKのドラマでの鷲津の名台詞は
「腐った日本を買いたたく!」
だったが、この映画では
「腐ったアメリカを買いたたく!」
次回は是非
「腐った中国を買いたたく!」
で、路魍魎の巨大国家に挑んでほしい。
現在「週刊ダイヤモンド」でハゲタカ4の「グリード」が連載中なので、読むのがいかまら楽しみである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: DVD
感想投稿日 : 2013年9月2日
読了日 : 2013年9月1日
本棚登録日 : 2013年9月2日

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