1997年刊行。イスラム史専門の著者による書評録、読書方法論。教養主義を排し、短い時間を有効に使いつつ、好きな本を楽しくたくさん読むことを推奨。また、難解な本は、判る箇所(著者の場合は伝記的側面らしい)を取っ掛かりにすればよし(実に身も蓋もない)と言い切るところは気持ちが良い。個人的には、独特な用語法の理解は、何か具体的比喩に落とし込む(現実に起こりうる場面に引き寄せられればなお良いが)べしと考えている。他方、著者の書評の評は悩ましい。現実主義者と思いきや、ジャパン・ロマンチズムの持ち主で、所々?なため。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
自己啓発本
- 感想投稿日 : 2017年1月9日
- 読了日 : 2007年10月2日
- 本棚登録日 : 2017年1月9日
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