1995年刊行。
著者の言い分をそのまま是としたとしても、平安貴族だけに通用していたにすぎない平和観を、当時の日本全体あるいは現代日本に拡張解釈しつつ、現代日本を批判的に論じるのはあまり説得力があるとは思えないが、本筋とは関係のないその点は置くとしても、死が怨霊を生む点、怨霊回避の要請としての出家、懲服としての宗教とその施設の言及は興味深い。ただ、これも先行研究がありそうだ。
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2016年12月28日
- 読了日 : 2016年12月28日
- 本棚登録日 : 2016年12月28日
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