著者の日経新聞(2019)でのエッセイがとても面白かったのがきっかけで、代表作をと思い、こちらの一冊を選びました。
若年性ではありませんが私の父もアルツハイマーであること、私自身も50代であることなど重なる部分も多く、興味深く共感を持って読み進みました。
相当な取材をされたと思いますが、アルツハイマーの症状の描写が大変リアルで想像を超えていました。
アルツハイマーを理解しようといくつか本を読みましたが、この小説が一番、症状を理解出来るのではないでしょうか。
過去の父の置かれた状況や気持ちを理解出来なかった事を悔やみながら読みました。
物語は心温まる終わり方で良かったです。
私自身もなんだか救われました。
大変感動しました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2019年12月10日
- 読了日 : 2019年12月8日
- 本棚登録日 : 2019年12月10日
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