【連載】"――#また中二な作品とめぐり逢う運命(さだめ)……"
③城平京 作、水野英多 画「スパイラル―推理の絆」(ガンガンコミックス)
https://www.amazon.co.jp/dp/4757501757
単なる推理モノではない、「生命倫理」が主題のSFサスペンス。
一見ありがちな殺人事件の推理エピソードから始まるが、それは恐るべき"計画"の手がかりを示す一要素に過ぎなかった…。謎に包まれた天才的人物の"計画"により、宿命のもと生まれてきた少年少女と、彼らを消さない未来を開こうとする主人公・鳴海歩との間で、生存を賭けた知能ゲームが繰り広げられる…!
1巻の印象で損をしている作品。4巻から手に取ることをおすすめしたい。はじめ奇想天外にしか思われない"計画"が、シナリオの精緻さによって巻を追うごとに筋が通っていく。画力も右肩上がり。
最終盤、ドラマとして一般に主人公の支えとなるはずの要素を"計画"によりことごとく外される歩に、読者は心奪われる…! ヒロイン?なにそれおいしいの…?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
マンガ・アニメ・ラノベ
- 感想投稿日 : 2016年9月24日
- 読了日 : 2014年9月29日
- 本棚登録日 : 2014年9月29日
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