『論語』は言わずと知れた、かの孔子が中心となって編纂された思想書ということ程度の知識であったが、おそらく自分以外の大多数の方々もまたほぼ同程度、かつ実際の『論語』は読んだことが無いのだろうと推察する。
まず「過ぎたるは及ばざるが如し」という著名な文句について、一般的に間違いやすい解釈の違いから入る。
本書は書かれている内容は、その手引きの書であり、『論語』自体は決して融通の利かない、堅苦しいイメージの思想書ではなく、孔子自体が非常に人間臭く、弟子たちを取り巻いて人間模様・ドラマが垣間見え、三国志を彷彿される。
原書が漢文であるが故に、訳者によってその意味異なるところが多々あるようであるも、本書では吉川幸次郎の注釈本『論語』(朝日新聞社)を推している。
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- 感想投稿日 : 2019年10月14日
- 読了日 : 2019年10月14日
- 本棚登録日 : 2019年10月12日
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