カーティスフラーのあのトラックみたい。気取った二人称というか三人称みたいな書き方は、一周回って滑稽で楽しいような気がする。日にちがまわって夜が明けるまでの時間の濃密さがすごく伝わってくる。
リアリズムの中にどう物語が出てくるかとなったときに、深夜という時間性はそれなりに説得的な道具立てとして浮上してくるのかもしれない。
眠っている美女とか、娼婦への暴力とか、追いかけるプロフェッショナルとか、何となく1Q84を思い出す。
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- 感想投稿日 : 2017年4月1日
- 読了日 : 2017年4月1日
- 本棚登録日 : 2017年4月1日
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