宗教的な闘争ではなく、権力・権威・道徳一般につきまとう偽善の告発や不満の発露としてイエスを捉える。
個人として、反発としてのイエス。
ドラマとして、あるいは聖書の解釈として非常に面白かった。教義やヒューマニズムの偽善的側面には鈍くならないでいたい、と紋切り型ながら思う。
今までの史実を批判している割には「〜と考えるのは大げさにすぎる」「は想像に難くない」といった類推が多い気もして、それをこちらは判別しがたい感じがある。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年5月21日
- 読了日 : 2012年9月10日
- 本棚登録日 : 2012年5月21日
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