天使の卵 エンジェルス・エッグ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (1996年6月20日発売)
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感想 : 1140
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著者デビュー作。高校の時に読んだ記憶があるものの、内容を全く覚えていなかった。読みながら、春妃と夏姫という姉妹の名前が可愛いと当時思ったことだけ思い出した。笑
歩太のお父さんが退院してから終わりまでの展開が急すぎてびっくりした。
春妃が色々背負い込んで、最期もあんな形でっていうのが可哀想。辛い、切ない、やりきれない、、、歩太の今後が心配。

今「おいコー」シリーズを読み進めているため、すごく共通点があるなと思ったのが第一印象。年下彼氏・年上彼女、料理上手な男子、それぞれの性格など・・・自然と勝利とかれんを重ね合わせてしまった。
村山由佳さんは、本当に読んでいてキュンとするような照れるような純愛を書く方だなあ。若い人のみずみずしくも切ない気持ちを、こんなにも鮮やかに描写できるのがすごい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年5月6日
読了日 : 2021年5月6日
本棚登録日 : 2021年5月5日

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