雪と珊瑚と

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年4月28日発売)
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本棚登録 : 2077
感想 : 392
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「赤ちゃん、お預かりします。」
自分の子供を人に預けるというのは、どれほど不安なことか、子供がまだいない私でもある程度の想像はできる。でも珊瑚は預けなくてはならない。働くために、そして雪と二人で生きていくために。

美知恵さんからの手紙は、読んでいるだけでもすごく傷ついた。人からの憎悪というものは、なんというか、醜くそして鋭い。

でも、くららさんの存在と、優しくてあったかくて真っ直ぐな言葉が、珊瑚をそして私を救ってくれる、強くしてくれる。

物語が進んでいくごとに珊瑚もそしてもちろん雪もどんどん成長していく。最後のページの雪が可愛くて幸せな気持ちになった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年7月14日
読了日 : 2021年7月14日
本棚登録日 : 2021年7月6日

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