北のはてのイービク (岩波少年文庫 152)

  • 岩波書店 (2008年5月16日発売)
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感想 : 12
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北のはてグリーンランドの北部の夏の盛りに、父親とカヤックで漁にでていたイービク。しかし父親は目の前で、セイウチを捕ろうとして命を落としてしまった。
そこからイービク一家の過酷な日々が始まる。漁に出れないから、獲物がとれないから、食べるものもなく、衣服につかう皮もなく、ランプに使う油もなく、飼っていた犬も一匹一匹と殺して食べたり、犬をつないでいた皮を食べたりして飢えをしのいでいた。
しかし、季節がかわり、どうしようもなくなり、助けを求めるために、イービクが歩いて旅立つことになった。しかし途中で白熊と出会ったイービクは・・・・・・

これほどの飢え、経験がありません。経験したくもない。エスキモーの厳しい生活が描かれている。最初は、翻訳が試験問題を訳したような感じが気になりましたが、読み進むうちにそんなのどうでもよくなりました。
短い物語ですが、のめりこみますね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外文学
感想投稿日 : 2012年9月17日
読了日 : 2012年9月17日
本棚登録日 : 2012年9月17日

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