この本の著者は抽象化能力に長けている方で、現在の経済や社会をうまくまとめているな、と感じました。
内容をまとめると、
【発展する経済システム】
報酬が明確(欲を満たせるもの)
時間で変化
運と実力の両方の要素がある
秩序の明確化(偏差値や価格のような数値、身分や肩書きのような分類)
参加者の交流する場がある
【持続する経済システム】
寿命を考慮に入れる(飽きられたとき用に他のサービスを用意)
参加者が同じ思想や価値観を持つ
自然の構造に近いルールである
【テクノロジー】
テクノロジーの変化は流れで見る
個人が経済を作れるように、選べるように(ビットコインなど)
脳は常識ができあがると、新しい技術をバイアスなしに見るのが難しい
【価値】
お金から価値を中心にした世界になる
価値は有用性、社会的(社会の持続を高めるもの)、内面的(愛、共感、信頼など)
人間の内面的な価値は上の世代が認識しづらく、チャンスがある
熱意をもって取り組めることが活躍につながる
→一日中やっていても苦痛のないものを探す
【その他】
お金と感情は切り離す(お金は1つの現象として捉える)
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年5月9日
- 読了日 : 2022年5月18日
- 本棚登録日 : 2022年3月18日
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