甘栗と金貨とエルム

著者 :
  • 角川書店 (2006年9月26日発売)
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本棚登録 : 280
感想 : 60

もう少し硬い感じかと勝手に予想していたけれど、わりと読みやすかった。
探偵の父が事故で亡くなり、生前依頼されていた人探しをすることになた高校生の主人公。
設定はいいんだけど、緊迫感というか勢いというか、何かが足りない。最後への疾走感もない。さらにいうと、主人公のキャラがいまいち定まらない。
でも、テンポ良く読めたし、続編もあるので、次作の展開を楽しみにしてみる。
この物語一冊、ではなくシリーズ全体の入り口と考えれば、静かな幕開けのような作品。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年8月28日
読了日 : 2012年8月28日
本棚登録日 : 2012年8月28日

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