いろんな文豪の妖怪話を読める贅沢な一冊。
『鬼桃太郎』は笑えるうえに雰囲気のよい挿絵がついていてよかった。
『天守物語』もはじめて今回読んだけどこれもよかった。ただ、最後桃六が唐突にでてくるところからの流れはあんまり好きじゃないかなぁ。あぁいうのはお決まりの手法らしいけど、無理にハッピーエンドにもってかなくても悲劇で終わったほうが綺麗にまとまったのでは?って…。
『山姫』はラストに驚いた。一番怖かった。
『天狗』『一反木綿』も好きだし、何度読んでも『件』は良い。
前の話と次の話で内容に繋がるポイントがあったりして、収録順もすごく考えられてるなぁと感じた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
東雅夫
- 感想投稿日 : 2019年2月11日
- 読了日 : 2019年2月11日
- 本棚登録日 : 2019年2月11日
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