少年の独白によって物語が進むため、読み手の想像力が必要になってくる。
5歳や6歳で死ぬほどの激痛、それも大量出血して死んでもおかしくないように思うが、それを免れていて現実味に欠ける点が気になる。
そのほか、その歳で一人ぼっちになった割には言葉や話し方にも違和感があるし、ああいう生き物の食べ方をして生きているのが不思議になってくる。そういった気になる点がいくつもあり、なかなか入り込めなかった。
ただ、最後まで少年の言葉になんの感情も持たなかった大人たちの態度はある意味でホラーだった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年7月8日
- 読了日 : 2023年7月8日
- 本棚登録日 : 2023年7月8日
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