全4巻の第2作目の作品で、第1作目は序章かのような下地を描いていたので、正直2作目以降読もうかどうか悩んでいました。
とりあえず読んでみると、与えられた領地をどのようにして、再生していくのか、人々との交渉の駆け引きを交えて描いていて、第1作目よりも面白かったです。
ただ、こういった大河もののファンタジーというと、戦いが描かれると勝手に想像していましたが、今回は領地をどう再生するのか、知恵を振り絞っていくのが大半でしたので、ちょっとスペクタクルという感じではありませんでした。
このままだと廃れてしまう領地。収入を増やすか、支出を減らすか。いかにして潤っていくのか。ドキュメンタリータッチで、試行錯誤を試していくので、NHKやテレビ東京の番組を見ている感覚がありました。
第1作目って必要だった?と思っていましたが、読み進めているうちに第1作での下地があったからこそ、物語に生かされていました。今置かれた状況をどのように変えていくのか。特産品や人々の交流や交渉、さらに生まれ変わる前の故郷についても触れられていて、今後どうなっていくのか楽しみになりました。個人的には戦いのシーンもあったらいいな・・・とも思ってしまいました。
ちなみに‘神‘の登場がなかったので、なぜ空人に新たな人生を与えたのか?本当の真意は不明でしたので、次回に期待したいと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2020年11月
- 感想投稿日 : 2020年11月6日
- 読了日 : 2020年11月6日
- 本棚登録日 : 2020年11月6日
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