秋。
季節はそれ単体というわけではなくて、夏が来ている時にはもう秋が来ている。
という、ハッとするような考え方。
たしかに、春のずっと先には冬があるけれど、それはどこかでバトンタッチして切り替わるのではなくて、ずっと並走しているものなのかもしれない。
秋といえば、郷愁、センチメンタルを掻き立てられるような季節、頃合でもある。
太宰の、ぶつ切りの、秋には一見関係のないメモの類ももしかするとそんな、秋の気配を持ったセンチメンタルなのかもしれないと思う。
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- 感想投稿日 : 2017年2月2日
- 読了日 : 2017年2月2日
- 本棚登録日 : 2017年2月2日
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