アメリカ人の視点で書いたフランス人女性の華麗な生活スタイルを日本人の感覚で読める一冊
本書はお片付け指南書ではなく、エッセイです。このことがこの本を読んで一番驚いた点です。タイトルから誤解してしまいました。むしろ副題のほうがタイトルにふさわしかったのでは? 女性向けの一冊です。
●アメリカ人の著者と感覚の共通点と違いを感じられる
寒かったら暖炉、運動不足ならジムというアメリカならではの感覚の一方で、買い物に行くとつい予定外のものを買ってしまうことや穴のあいたジャージを部屋着にすることなど・・「わたしもやってる汗」と思う部分もたくさんあり、人間共通の「ついやってしまうこと(特に女性?!)」ってあるんだなと興味深く感じました。
●できそうなことを取り入れたくなる
本書にでてくるフランス人女性の暮らしはシンプルというか本当に「丁寧な暮らし」で素敵だなと感じました。しかし、毎日3品のコース料理を作るというのはさすがに共働きのわたしの生活には取り入れられません。ですが、「アートに親しむ」、や「女らしさを忘れない」など心がけて暮らしの質を高めるためのアイディアは実践したいと思わされました。
●こんまりさんと共通の意見も出てくる
まずは必要なものだけ持つこと。次に自分のスタイルを決める。そして、一番いいものを普段使いにする(=ときめくものを使う)素敵な暮らしの共通項ってあるのかもしれません。あ、パジャマに気を使うのもこんまりさんと共通でした。わたしも適当なTシャツから変えようかと思わされました笑
- 感想投稿日 : 2021年9月21日
- 読了日 : 2021年11月27日
- 本棚登録日 : 2021年9月21日
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