一種のありがちな殺人の話なのですが、不気味なストーリーと淡々とした描写が怖いです。それが終盤にさしかかるとフジコの衝動そのものになってきます。
ストーリーにはトリックがあるようで最後まで読み切ったあとのあとがきで漠然としていたものがハッキリ見えました。なるほどと思う反面、謎も見えてきました。
しかし、私は未だノンフィクションに思えてならないです。ノンフィクションと思うこと自体、私はまんまと騙されているようです。
カルマ=宿命の、あるあるだなと思いましたが、フジコの気持ちは、よく理解でき、人間の隠れた闇と欲望、ある意味、人の一生が、一番恐ろしい!と思わずにはいられない内容が怖い!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月19日
- 読了日 : 2024年2月19日
- 本棚登録日 : 2023年9月25日
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