狼と香辛料XIIISide ColorsIII (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2009年11月10日発売)
3.84
  • (58)
  • (92)
  • (88)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 1233
感想 : 59
4

「心外である。」
短編集なりに面白かった。
4編中、2編の一人称ということが珍しかった。
ホロの一人称というのは、心が何が見えないことこそがホロなのではないか?と思ったりしているのが、ホロ一人称だと、ロレンスの心が逆に読めなくなり、それはそれで読んでいて面白かった。
最後のノーラの番外編は面白かった。まさ、犬のエネクの一人称で話が進むとは、自分のことを「我輩」や「騎士」と呼ぶ古風さには意外さと愛嬌があった。

一人称とか普段と違う書き方とすると、作者にとっても気分転換になったりするのだろうか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2013年10月20日
読了日 : 2013年10月20日
本棚登録日 : 2013年10月20日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする