ふとした瞬間に、過去に引き戻され、その時の記憶や感情が蘇ってしまうことはあるなぁ。
子供らしくなかった私。周りの大人たちの評価にいつしか合わせるように振る舞っていた。本当に欲しいものを子供らしく口にできなくて、深く後悔したことを、いまだに思い出すことがある。
期待して妄想し、その通りにならなくて失望し、うまく感情を表現することもできず。
時には周りに当たり散らし。
いつしか、期待なんかしなければ楽だ、という生き方をしてきた。
だから、
主人公の心の動きは、よくわかる。
私と同年代だということもあるし、こんな年になっても、完結してない思いって、あるんだよね。うまく整理出来ないけど。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2020年2月21日
- 読了日 : 2020年2月21日
- 本棚登録日 : 2020年2月12日
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