試みはとても面白かった、けど「文豪が〜〜」というより多くの作家が特定の作品風アレンジだったのがすこし残念だった。いやまあたとえば暗夜行路以外の志賀直哉風とかってかなりレベル高いというか普通の人に笑ってもらうのが難しいとは思うんだけど……
だからむしろ「あの人がカップ焼きそばの作り方を書いたら」的な感じで、文豪以外の有名人風のたくさん書いてみてほしかった。この本でいちばん好きだったのも文豪ではなく「暮しの手帖」風のやつです。笑
でも面白いものを書いてくれたなー!文章でのモノマネショーってかんじ。本当に単純な文体だけでなく、文体は内容にも影響を与えるのだなと意外にまじめなことも考えさせられました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2018年3月3日
- 読了日 : 2018年3月2日
- 本棚登録日 : 2018年3月2日
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