そして名探偵は生まれた (祥伝社文庫 う 2-3)

著者 :
  • 祥伝社 (2009年2月6日発売)
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本棚登録 : 1546
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【そして名探偵は生まれた】最後の3ページに驚く。しかしそれより前にも衝撃の出来事が…。一体何段構えなんだ!?と驚かずにはいられません。【生存者、一名】最後の最後のまで読めそうで読めない結末。世間での報道と現実との対比が面白い。【館という名の楽園で】直前の生存者一名で人がどんどん死んでいったのでこちらは安心して読めました。館の主人が語る話とリアル謎解きとの関係、ゲームだからこそできるほのぼの感。ラストは途中でなんとなーく読めましたが1番好きなお話です。【夏の雪、冬のサンバ】犯人までわかるかはさておき、よく考えればトリックは気付けそうなのに…まさかあれも伏線だったなんて。ただ他の3作品のインパクトが強すぎたので少し物足りなく感じました。
なんだかんだ言って気に入った一冊です。
「葉桜の季節に君を想うということ」も読んでみたいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2015年8月5日
読了日 : 2015年8月5日
本棚登録日 : 2015年4月12日

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