海街diary (小学館ジュニア文庫 よ 2-1)

  • 小学館 (2015年5月13日発売)
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感想 : 2
5

原作との違和感なくさすが素敵な作品でした。是枝監督のインタビューに時々でてくるように、派手な事が起きない日常の生活を丁寧に紡いでいる。かといって、決してよくある話ではない。でも自然な時間の流れ、季節の移り変わりが胸に染み入る感じ。素敵な表情のアップや四姉妹のそれぞれ距離感も印象的だった。

幸が声だけで妹達を叱るところ、すずの頭をなでるところ、堤真一のくたびれ感と優しさ、風太の「浅野!」の恥ずかしい感じ、加瀬亮の「神様がやらないなら…」のセリフ、電車、駅、曲がり道、他にも素敵なシーンがたくさん。

「歩いても歩いても」に比べると、毒気と笑いがちょっと足りない気も。そこは阿部寛の力なのかな。

長澤まさみは顔もスタイルも本当に素敵だと思うけど、佳乃はもうちょっとスレてる人がよかったな。酒飲み感を感じなくて。チカは原作より愛らしさがあって良かった。

ツラツラ書いたけど、結局は是枝監督最高です。

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感想投稿日 : 2015年6月19日
本棚登録日 : 2015年6月19日

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