本書を学校の図書室で
読み、首を傾げている
子どもたちへ、
大人になって読み返す
といいよって言いたい。
優しいこころに溢れた
生活が何ものにも代え
難いってことは、
大人になってようやく
わかるもの。
貧しくも温かな家庭を
ピューリタンの母親と
こころ優しい四姉妹が
織り成します。
気難しい老人の凍った
心を溶かす感謝のキス
で胸がいっぱいに・・・。
癇癪を起こし自責の念
にかられる娘に母親が
諭す怒りを鎮める術は、
時代を超えて、性別や
年齢に関係なく全ての
人に響く内容ではない
でしょうか。
華やかな社交界の中で
貧しい身なりを惨めに
感じて挫けそうになる
メグや、
なにより「これからは
良い子になります」と
何度も誓ってはすぐに
元通りになる娘たちの
姿に、
自分自身を重ね合わせ
身につまされるのです。
そんな人間臭さも含め、
本当に美しい物語だと
あらためて感じました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年1月14日
- 読了日 : 2024年1月14日
- 本棚登録日 : 2024年1月14日
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コメント 2件
翠玉さんのコメント
2024/01/14
コルベットさんのコメント
2024/01/14