お探し物は図書室まで

著者 :
  • ポプラ社 (2020年11月11日発売)
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感想 : 1975
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本を読んでいると時々
現実とシンクロします。

みな同じところに躓き
悩んだり迷ったりする
からだと思うのですが、

性別やら年齢を超えて
職業や立場が違っても
共感するものがある。

視野狭窄という障害が
ありますが、

人間関係にあてはめて
視野が狭まるといえば、

共感性を失うことかも
しれないと思いました。

ここでいう共感性とは
許容と同義で、

自分も同じ道を辿って
きたよね、とか

もし同じ立場になれば
自分だって同じことを
しちゃうよね、という

みな同じという理解の
もとで相手を許すこと
を指しています。

相手を許すというより
自分を鎮めるといった
ほうが適切かも。

読書の良き効用として、

いろいろな立場や考え
感じかたを知ることで、

人間というものの最大
公約数が見えてくると
いうか、

みな同じという理解を
深めてくということが
ひとつあるのかな、と
思いました。

つまり読書は共感性を
養って人間関係の視野
狭窄に陥らないための
処方箋ではないかと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月13日
読了日 : 2023年9月13日
本棚登録日 : 2023年9月12日

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