『想ー像ーラジオー。』
このジングルが頭から離れません。
ブクログ様のキャンペーンにて献本をいただきましたので早速拝読させていただきました。
『想像ラジオ』のパーソナリティ、DJアークの語り口調は軽快でとても好感が持てる。でも何故か放送している場所は高い杉の木の上。しかも逆さま。
ラジオの内容はDJアークの身の上話からリスナーの投稿と様々。でも想像。
リスナーの想像次第で流れる曲も変わってくるし、聞ける時間帯も自由。DJアークの声自体リスナーによって違っている。
そんな不思議なラジオ放送を中心に展開される物語です。
とても深いお話です。
震災を題材にした作品ですが、ラジオというメディアを通じて語り言葉として展開される事で、より心に染みる作品に仕上がっているような気がします。
今後、末永く読まれ続けて欲しい作品でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2013年3月23日
- 読了日 : 2013年3月23日
- 本棚登録日 : 2013年3月23日
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