太田光のボケから、頭の回転の速さが伺える。
言葉の繋がりを利用した、言葉の遊び。
ボケの中に垣間見える多彩な圧倒的知識量。
そして、文学・映画編に入った途端、水を得た魚のように活き活きとする太田。本当に好きなんだな。
そして、セリフにもあるけど、知識をひけらかすことが恥ずかしいことだと思っている。それはきっとだけど、そこには笑いは無いからだと思う。
対する田中はとにかくツッコミが素晴らしい。
太田の本当に無作為に出てくるボケをきちんと拾っている、特にすごいのは説明をかねたツッコミだと思う。
今自分がブログに書いているように一つのテーマについて語るものだが、会話形式だと議論が沸き起こり、昇華していく。
ただちょっと横道にそれ過ぎている気もする。
もっともっと議論を交わしてもいいし、できるはずだし。
ここが芸人としての爆笑問題のお茶目なところだ。
現代に比べると当然時代を感じるネタも多い。
電子マネーやアップル、ノストラダムス。
2000年問題なんて僕は当時気にしていなかった。
大学に入るまで、コンピューターが何なのかよく分かっていなかったから。
こういう本を読むと当時の世界情勢とか関心がわかるから、面白い。
ただ、現代でもまだまだよく分からないことの方が多いので、それらが解明されていくこれから先が楽しみだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
新書
- 感想投稿日 : 2010年11月21日
- 読了日 : 2010年11月22日
- 本棚登録日 : 2010年11月21日
みんなの感想をみる