爆笑問題の世紀末ジグソーパズル (集英社文庫)

  • 集英社 (2001年8月21日発売)
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本棚登録 : 116
感想 : 15

太田光のボケから、頭の回転の速さが伺える。
言葉の繋がりを利用した、言葉の遊び。
ボケの中に垣間見える多彩な圧倒的知識量。
そして、文学・映画編に入った途端、水を得た魚のように活き活きとする太田。本当に好きなんだな。
そして、セリフにもあるけど、知識をひけらかすことが恥ずかしいことだと思っている。それはきっとだけど、そこには笑いは無いからだと思う。

対する田中はとにかくツッコミが素晴らしい。
太田の本当に無作為に出てくるボケをきちんと拾っている、特にすごいのは説明をかねたツッコミだと思う。

今自分がブログに書いているように一つのテーマについて語るものだが、会話形式だと議論が沸き起こり、昇華していく。

ただちょっと横道にそれ過ぎている気もする。
もっともっと議論を交わしてもいいし、できるはずだし。
ここが芸人としての爆笑問題のお茶目なところだ。

現代に比べると当然時代を感じるネタも多い。
電子マネーやアップル、ノストラダムス。
2000年問題なんて僕は当時気にしていなかった。
大学に入るまで、コンピューターが何なのかよく分かっていなかったから。
こういう本を読むと当時の世界情勢とか関心がわかるから、面白い。
ただ、現代でもまだまだよく分からないことの方が多いので、それらが解明されていくこれから先が楽しみだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2010年11月21日
読了日 : 2010年11月22日
本棚登録日 : 2010年11月21日

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