102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方

  • 文藝春秋 (2023年1月10日発売)
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感想 : 73
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人生100年時代…ただ生きながらえるのではなく、どう生きるか。
少し前まで言われてきた「長生きの心得」を語るのではなく、102才の哲代さんは「行き方上手になる心得」をこの本で語っている。
この本の元は哲代さんの日記なので、その心得に従って強く生きている。というよりは、弱気の虫が出たり、施設での生活を考えたり、日々気持ちの上がり下がりがあって、それに対して自分はどうしようかと日々向き合っている。という感じ。

しかし、驚いたのは2人に子どもが授からなかった事がこんなにも哲代さんも良英さんをまさに死ぬまで苦しめるのかという事。その時々の状況によって苦しみの様は違うけど、一貫して心の内にある事に何とも切ない思いがした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年3月29日
読了日 : 2023年3月29日
本棚登録日 : 2023年3月29日

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