本屋さんの店頭でその装丁に一目惚れして衝動買い。
何の予備知識もなく読んでみた。
紛れもなく小説なのだが、ときおりはさまるイラストがその臨場感を後押しするさまは見事というほかない。これはけっして挿絵ではない。絵本という位置づけでもいいのかもしれない。この構成は本当に素晴らしいと思います。
ただ、ストーリーはどうなんでしょうか。前半は宝箱を開けるときのようなワクワクドキドキな気分でページをめくれたのに、後半に入ると急に物語が現実的になってしまいます。しかも現実に存在した人物が登場するに及んでは、物語のファンタジー性は一切なくなってしまうのです。映画好きでないと楽しめない内容かも?いや、映画好きこそ純粋なファンタジーとして楽しめないのかも?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
星空
- 感想投稿日 : 2012年2月6日
- 読了日 : 2012年2月6日
- 本棚登録日 : 2012年2月6日
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