国道沿いのファミレス

著者 :
  • 集英社 (2011年2月25日発売)
3.59
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本棚登録 : 449
感想 : 93
4

小説すばる新人賞受賞作
人の心の機微が、するすると描かれて読みやすい作品だった。
ほとんど愛人のもとにいて、帰宅しない父親
あれ?って思う設定だが、読みゆくうちにその父親像はするっとはいってくる
どの人物設定もなかなかあり得ないが、作者の手にかかると、あらそうなのねと納得してしまう。
不思議な作家だ。
欲を言えば、粧子との距離感がなくなっていく過程を、もっと書き込んで欲しかった。
小説の最終話に近づくにつれて、時間を急ぎすぎた感が否めない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月16日
読了日 : 2024年2月16日
本棚登録日 : 2024年2月16日

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