瀬尾まいこさんの作品は
あったかくて優しい登場人達が多いですし
いつも読んでいてホッとできます。
この作品もそうでした!
内容的には
精神的な病を抱える二人の物語でしたので
この本を読んだことで
その辛さやしんどさについては
大変なんだな…と
はじめて、わかるようなこともありました。
同じ病気であっても、個人差もあるでしょうし、
本人の辛さは本人以外には
わかりにくくてそれも辛いと思うのですが
この作品を読んで、少しだけでしょうけれど
そのようなことを、知ることができました。
PMS(月経前症候群)で自分の感情がコントロールできずにイライラが爆発してしまう女性主人公と
突如としてパニック障害を患ってしまっていた
男性主人公の二人。
この二人がそれぞれ転職した先の栗田金属という会社で出会い、仕事などの交流を重ねていく中で
二人共に快方に向かっていく様な明るいストーリー。
栗田金属の会社の人達も良い人ばかりなのと、
何より二人の関係性がとても微笑ましく素敵でした。
私自身としては…
いろいろ悩みがちなタイプなので
胃腸にきたり頭痛がしてきたり…
するようなタイプなのですが、
でもそれくらいで、なんとか
これまで過ごしてこれて良かったですね…
今現在は、
私自身ではなくて身近に…、
身体の不調に悩まされている人がいるのです。
(まだ軽い症状かなと思うのですが心配です…)
話をしてきたときに、私は悩みごとを聞いてあげる
ことくらいしか、できないです…。
ただ聞くことだけでも、なんとか少しでも
気持ちが軽くなれたら良いかなと、
これ以上悪くならなければいいなと、そして
はやくなんとか良くなってほしいな…と
すごく願っています…。
この作品は、読んでみたら
思ったより明るい気持ちになれる本でした…。
表紙も、読み終わって眺めてみても
砂時計のイラストがとっても可愛らしくて
ホッコリできました。
良かった!
- 感想投稿日 : 2024年2月13日
- 読了日 : 2024年2月10日
- 本棚登録日 : 2024年2月10日
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