流浪の月 (創元文芸文庫 LA な 1-1)

著者 :
  • 東京創元社 (2022年2月26日発売)
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本棚登録 : 24188
感想 : 1980
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衝撃的な内容で心が震えました。

ずっと読みたくて図書館で12人待ちでやっと読めたこの作品。私は、気になった文章に付箋を付けながら読むタイプです。あっという間に読み終わりましたが、たくさんの付箋を付けてました。
内容は私が思った以上に重かったですが、
不思議と読めました。

更紗目線と文目線で6章からなる文章はとても繊細で、スッと心の奥底まで響いて入り込みます。
毒親や育児放棄、、性虐待、DVだけでも辛いですが、最後のところは、びっくりさせられるとてつもない辛さでした…
ですが、ラストの展開には、救われたきもちで、本を閉じることができました。
「二人をそうっとしておいて……」と祈りたいな、と思いながら。

読んで良かったです。読んでいろんな気づきが
私のなかにうまれました。
本ならではの世界観に引き込まれてしまいました。

ただ、この映画はしばらく観れないと感じています。
たぶん……

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年6月17日
読了日 : 2022年6月12日
本棚登録日 : 2022年6月4日

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コメント 1件

和風よちゆきさんのコメント
2022/08/19

流浪の月も、そして、バトンは渡されたも、映画が気になり先に本を読みました。

本を読んで満足したので結局映画は見ずじまいです。
2作品ともとても好きです。

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