ストーリーの面白さ、よりも性描写と作者の女性性への考え方、でほぼ話が展開されていくのでフツーの感覚で読んでいこうとすると、ちょっと辛い作風の短編集だった。断片断片で、「誕生日当日に会って祝ってくれない男への当てつけのような気持ち」とか「妻と上手く行かない男がネットで不倫相手を見つけ、その女性の妊娠を知ってショックに思う気持ち」とか「自分を振って他の女性と付き合い始めた男への怒り」とか、ハッとさせられる要素は描かれている。でも短編だから、この後もう一転二転するんじゃないのかな…と話的に物足りないところで、殆どの場合状況がスッキリしないまま終わってしまう感じ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
短編・ショートショート
- 感想投稿日 : 2017年7月27日
- 読了日 : 2017年7月27日
- 本棚登録日 : 2017年7月27日
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