西原理恵子は、子育て中にアル中の夫からずっとDVを受けており、本書の中にあまり詳しくは書いていないが、壮絶な暮らしを余儀なくされていたようだ。若い頃から、かなりつらい想いをしてきたが、状況に流されずに、簡単に自分のことをあきらめずに工夫を重ねて今に至った人というのが、私の理解だ。
これから大人になっていく若い女性に対してのアドバイスという形をとっているが、自分に対して言い聞かせている、自分の生き方を振り返っているように、私には思える。そして、それは、上記のような状況を切り抜けた経験を持つ人しか語れない、しっかりとした内容だ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年6月25日
- 読了日 : 2021年6月25日
- 本棚登録日 : 2021年6月20日
みんなの感想をみる